先輩インタビューvol.1 【K・Fさん】 クレーンオペレーター
ダイナミックで緻密、 クレーンを動かすのは職人魂。【K・Fさん クレーンオペレーター 1984年入社】
仕事内容を教えてください
みなさん、クレーンをどこで見かけることが多いですか?クレーンオペレーターはその名の通り、クレーンを操縦する仕事です。橋梁、電車の橋げた、高速道路、地下鉄、商業施設、ビル、遊具、鉄塔、イベント会場…あらゆる場所でクレーンは活躍しています。そんな建設・土木工事によって、街ができあがっていくわけですが、逆に今まで建っていたものの解体に必要なのもクレーン。私はクレーン車でも最大級の200~300トン車での作業が主で、ブーム(クレーン部)を伸ばすと100mもの高さになります。現在はどのクレーン車にもコンピューターがついており、作業がしやすくなりましたが、ダイナミックな動きは人、つまりクレーンオペレーターによる緻密な計算と作業によるもの。福岡県内の工事現場を中心に作業を行っていて、北部九州の各地へ泊りがけで出張することもあります。
新九州クレーン工業を選んだきっかけは?
もう35年前になります。クルマ関係の仕事に就きたいと思い、何社か面接を受けたところ、一番温かく感じたのが当社だったんです。特に社長の優しさ、やる気さえあればどんな人でも受け入れてくれる懐の深さに惹かれ、ココだ!と思いました。当時は20代前半の若手。クレーン車を見るのも乗るのも初めてだったのですが、当時の先輩たちにじっくり指導してもらったおかげで、技術力を確実に磨いていくことができました。当社のアットホームな雰囲気は人材育成を大きくサポートしていると思います。
仕事のやりがいは何ですか?
大きな現場だと下見に行き、まず頭の中で作業工程を組み立てるんです。そして「よし、これなら大丈夫、もう出来上がった!」と完成図を描く時、それが第一のやりがいですね。そして実際工事現場に入って、イメージ通りに作業が進み、完成した時が第二のやりがい。工事の受注元であるお客様にも喜んでいただけるのも、嬉しいですね。200トン車を操縦し、鉄骨を一つひとつ組み上げて、100mを超える高さの鉄塔を建て替えた時の達成感といったら…なかなか普段では味わえないものです。あらゆる現場に行くので、人々が普段気にせず見ているもの、生活を支えるあらゆるシーンをじっくり裏側から見ることができ、そしてつくっていくことができる。その面白さを感じられるのもクレーンオペレーターならでは。街のことに詳しくなりますし、工事現場で幅広い年齢層の職人さんと作業をともにすることで、勉強にもなります。もちろん難しいこともありますよ。一度、煙突の解体現場に携わった時、レンガとコンクリートの重量見積もりが間違ったままの仕様書どおりに作業を行い、途中で気づいて大きな支障をきたしたことがありました。一つのミスが大きな影響を与え、危険性を伴う重要な仕事だという点は常に頭と身体に刻んでいます。
新九州クレーン工業は どんな会社ですか?魅力は?
やっぱり、会社の雰囲気が良いこと。家族的で年齢問わずみんな仲が良いですよ。それが仕事でも発揮され、チームワークは抜群。お互いに鼓舞し合えるし、技術力アップにもつながりますね。ほかの会社が手がける工事現場を見た時に、「私ならこうするな」と思ってしまうのですが、実は仲間たちも同じことを考えているんです(笑)。ライバルだけど仲間、みたいな感覚は持っていますね。だからこそ今まで高いモチベーションを保ち続けてきましたし、後輩たちには仕事の楽しさを、身をもって伝えらえる自信はあります。
今後の夢や目標を教えてください
ずばり、若手職人を育てていくことです。当社にはチャンスがたくさんあります。職人というと一般的に固いイメ―ジがありますが、当社の職人たちは強い“職人魂”を持ちながら、「人の役にたって嬉しい!」という熱い思いも抱いています。だから、新人が育っていくことも自分のことのように喜ばしく感じるんですよ。
採用希望者のみなさんへメッセージを
まず一言。クレーンオペレーターの仕事は将来的になくなりません。街をつくる面白さも大きな魅力ですが、若手のみなさんに一番伝えたいのは、“将来的に自分のためになる仕事”という点。技術力を高めていけば、高収入の仕事になりますし、将来独立も可能です。そして、誰にでも可能性が拓ける仕事です。以前は女性のクレーンオペレーターもいたので、男女は問いません。安定した職業なので、身を固めて家族を持ちたいという若手のみなさん、何の不安も要りません。しっかり私が一人前に育てます!